クリスマスイブにリストラ宣告(自伝その2)

リストラされた31歳派遣OL、田舎でフリーランスデザイナーになるシリーズ

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クリスマスイブにリストラ宣告

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当時の職場には派遣で10年以上勤めている方もおり、私もある程度の仕事は任されていたため、まさか私がリストラされるとは誰もが思っていなかった。

ほとんど派遣社員で構成されたその職場は、3ヵ月ごと流れるように契約更新がされる。

派遣元営業の「何か問題はないですか?」の問いに「ないです」と答えるだけの面談。

既に5年勤めている私は、今回も当然その会話が繰り返されるだろうと思っていた。

 

「新システム開始に伴う人員削減による契約終了」

私は契約終了について最初にこのような説明を受けた。

 

それならば仕方ない。

派遣社員たるもの、そういう理由の契約終了はよくある事なので、渋々承諾したが、日に日に違和感を覚えた。

人員削減のはずなのに、新入社員がどんどん入ってくるのである!!

そして、私は新しいメンバーに仕事を引き継ぐために教育係をすることになっていた。

自分から辞めるわけではないのに。

 

納得できない!

そう思った私は、派遣元の営業に本当のことを教えてほしいとお願いした。

 

私の契約終了の原因、それは……

リストラ宣告より3か月前。こんなことがあった。

何かと改革好きな上司が、業務に支障をきたす程の大規模な部署異動を思いつき、独断で無理やり押し進めようとしていた。

私も異動の対象になっており、1週間で後任に引継ぎをし、異動先の仕事を覚えるよう命じられた。

事務職は本来1か月のルーティンで回すもの。それを1週間で引継完了させるのは無理がある。

何か切羽詰まった状況であれば仕方がない。

しかしこの時は上司の「改革したい!」という気持ちが先走り、暴走しているだけであった。

私は引継ぎに1週間は無理があるので、せめて1か月貰えないかと提案したのだが、聞く耳持たず却下されてしまう…。

 

2日後。

仕方がないので、胃を痛めつつ渋々異動の準備をしていると、別の上司に呼び出された。

「今回の異動、自分は聞いていなかった。明らかにおかしい。君を異動させるのは業務的にも非常に痛い。元に戻すよう説得したので異動はしなくていい。」

この上司の神対応に、私は思わず涙を流したのを覚えている。

(異動の伝達が上司同士で行われていなかったのにもビックリだが…)

こうして私は、無事に元の部署で働けるようになった。

しかし。この時。私は改革上司の敵になってしまったのである。

 

話を戻そう。

私が契約終了になった原因。それは…

3か月前の異動事件で「改革上司の期待を裏切ったから」という、なんとも納得のいかないものであった。

なぜか先日助けてくれた上司からも、何ひとつ説明はもらえなかった。

派遣社員なので、この上司からの説明義務はもちろん無いのだが、何年も一緒に働いていただけに、ショックを受けた。

私は怒りを通り越して、ひどく落ち込んでしまい、この日から抵抗するのをやめた。

 

もういい。おとなしく辞めよう。

先輩後輩にはとてもお世話になったし、感謝しかない。別れるのもつらい。

だけど上司と会社に未練はない。

 

「絶対に私にしかできない働き方を確立してみせる。」

 

田舎フリーランス養成講座3期生募集開始

2016年2月。退職日まであと1か月。

意気込んだは良いものの私はこれからどうするのか、非常に悩んでいた。

詳しくは別の機会に書こうと思うが、当時、とある心理セラピストさんのお陰で、私の生き辛さの原因であるこころの問題が解決に向かっているところであった。

そして、私もまたこころの勉強をして、悩んでいる人の力になりたいという夢ができはじめていた。

その勉強をするためには、また余裕のある事務員に転職してお金を稼ぐのが無難だろう。

覚悟を決め転職サイトをチェックしようとしたが、ふとあの広告のことを思い出した。

 

「田舎フリーランス養成講座」

検索してみると、なんと次期の事前申し込みが開始されているではないか。

私はすかさず申込フォームに自分の情報を記入した。

この時、私に迷いは全くなかった。

本申込の前に面談があるというが、私はここに行くと既に決めていた。

 

その3へつづく→

プロフィール

みか

ヒーリングデザイナー
カラーセラピスト/イラストレーター

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ブラックなデザイン会社から気ままな事務職に転職したが、6年目でリストラに遭う。その後、流れるようにまるもの田舎フリーランス養成講座に参加。そのまま独立し、フリーランスデザイナーに。
また、こころが弱く孤独な子供時代を送ったことから、メンタルを癒す方法を長年研究している。
現在はストレスケア技術の五感セラピーを習得するため、実家で力を蓄え中。