デザイナー復帰。そしてセラピストへの道(自伝3)

リストラされた31歳派遣OL、田舎でフリーランスデザイナーになるシリーズ

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なぜ田舎フリーランス養成講座に惹かれたのか

田舎暮らしに興味があるわけでもない。

フリーランスとして独立する心意気もない。

私の武器はちょっとイラストが描けることと、5年間のデザイン経験。

 

そんな私がなぜこの講座に惹かれたのか。

 

・ゲストハウスが好き

・シェアハウスに住んでみたい

・古民家のリノベーションがやってみたい

・ノマドワーカーかっこいい

 

ざっとこんなミーハーな理由。

そして一番の目的は「雇われない生き方をしている人が見てみたい」という好奇心だけだった。

 

私は今まで何度か転職しているが、仕事に情熱をもって働いている人をあまり見たことがなかった。

もちろん、会社員が全てそうではないことは知っている。私の就職先がたまたま悪かっただけかもしれない。

それにしても、あまりに辛そうに働いている人が多すぎた。

私はHSP。人の感情の影響をモロに受ける。

どんなにみんなが笑っていても分かるのだ。身体で。

悲しい、辛い、腹が立つ・・・!

みんなの負の感情が自分の事の様に共鳴する。

 

私は子供の頃から仕事は楽しいものだと思っていたし、今でもそうあるべきと思っている。

どうせ共鳴してしまうならば、楽しい感情を感じたい。

金谷なら、それが叶うかもしれない。

そんな場所があるなら行ってみたいと思った。

 

金谷はやさしい場所だった

5月中旬から始まった田舎フリーランス養成講座3期は、他の開催期と比べ平均年齢が高く、落ち着いた雰囲気で行われた。

講座ではサイト制作、ブログ運営術、地域おこし、ゲストハウス運営など、フリーランスとしての生き方を幅広く学んだ。

田植え体験や、小学校の運動会に参加したり、みんなでご飯を作って食べたことも素敵な思い出。

講座の詳しい内容については、他の卒業生が楽しいブログで発信しているので割愛するが、私にとって、全てが新鮮で充実していた。

何よりも、金谷の空気はやさしい。

会社員時代に感じていたあのピリピリとした空気は全くない。

みんなが、自分の人生に責任を持って、やりたいことに挑戦している。

そのお陰か私の敏感センサーはほとんど反応しなくなった。

田舎なので多少不便なところもあるが、駅やコンビニも徒歩圏内にあるし、住むには苦労しない。

何より、フリーランス仲間がたくさんいて、目の前に美しい海が広がるロケーションで働けること。

こんなに贅沢なことはない。

 

デザイナー復帰

元々デザイナーに戻る予定は無かったが、金谷でデザインのできる人があまりいないため、私はたまたまその枠に収まることができた。

ありがたいことに、お仕事も継続的にいただくことができている。

私自身、やりたいことと言うよりは、できることをやっているいう感じで、苦労したところはあまり無い。

これは私の才能云々ではなく「周りのみんなが、私をデザイナーにしてくれた」と本気で思っている。

みんなができなくて、自分ができることをやればいいのだ。

そして、自分にできないことは助けを求めよう。

それが、相手を信頼するという事。

フリーランスは孤独な生き方だと思っていたが、なってみると会社員以上に周りとの信頼関係が大事だということが分かる。

そして、その関係は選べるのだ。

自分で選んだ関係は、心地いい。

 

やりたいこと

やりたいことが分からない悩みをずっと抱えていた私だが、31歳にしてやっと腑に落ちた。

実を言うと、デザイナーに復帰したものの、私がやりたいことはデザインではない。

こんな事を書くと依頼が減ってしまうのではと不安だが、正直な気持ちなので書き留めておく。

 

私は長い間、自分らしく生きることができずに苦しんできた。

繊細な感性を持ったが故に、対人恐怖症・男性恐怖症・過食症・醜形恐怖症・うつ病…これらは気のせいで済まされてしまう事も多いが、病名をつければキリがない程の恐怖と戦った過去があり、それをひとつひとつ乗り越えてきた。

精神的弱者の気持ちは痛い程分かる。

体育会系ノリで元気づけられると、逆に辛くなる人の気持ちも分かる。

私の一番の武器。それはデザインでもイラストでもなく共感力だと思っている。

 

傷ついたこころを癒したい。一歩を踏み出せない人の応援をしたい。

 

医療関係者でもカウンセラーでもないが、私のやりたいことはそれだけだ。

ひとりでも多くの人が、自分の本心を言えるようになって欲しいと願っている。

 

私のデザインとイラストには、必ずこころと感情を乗せている。

誰にも気づかれていないかもしれないが、そこは私のこだわりなので外せない。

 

これからの展望

現在、私は田舎フリーランス養成講座のデザイン講師として、5期生と共に過ごしている。

デザインを中心に教えているのだが、私はお金や技術よりもみんなが無理せず心からやりたい事を見つけられるように応援したい。

それは必ずしも仕事ではなく、趣味や恋愛かもしれない。

他の講師に怒られてしまいそうだが、私はそれでもいいと思っている。

とにかく自分の小さな「楽しい」という感情を大事にしてほしい。

自分のやりたいことが分からない事ほど、辛いことはないと私は知っているから。

 

これからの私はもっと多くの人と、深く会話していくために、こころの勉強をしたいと思っている。

趣味が高じて取得したカラーセラピーの資格も、受講生から相談を受けるときの役に立っており、やはり知識は必要だと感じ始めたところだ。

私は子供時代、同級生と会話がほとんどできなかった。

今はセラピーを通して人と深い会話を交わせるようになったことが本当に嬉しい。

デザインができるのも何かの縁なので、セラピーと組み合わせて何かできるよう模索していきたい。

 

リストラされて良かった

リストラされたおかげで私は、自分の道を軌道修正することができた。

回り道ばかりだったが、やりたいことを見つけることができ、今は贅沢な環境で生きることができている。

まだ安定とは程遠い。だけど、新たな目標も見つかり、私の心は喜んでいることは分かる。

 

何から何まで枠にはめがちな日本だが、必ず自分にピッタリな場所はある。

今は苦しくても自分の場所を見つけることを諦めないで欲しい。

いじめられた、仲間はずれにされた、リストラされた、という現実だけで自分の価値を決めないで欲しい。

枠からはみ出したっていいのだ。それが自分らしく歩ける道ならば。

 

 

私と、私の大切な人たち、そしてこれを読んでくれた人たちが、自分にやさしくできますように。

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おわり

 

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^。

今だから言えますが、改革上司は、職場ではなく私のことを改革してくれたのだと思っています(笑)!

 

 

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プロフィール

みか

ヒーリングデザイナー
カラーセラピスト/イラストレーター

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ブラックなデザイン会社から気ままな事務職に転職したが、6年目でリストラに遭う。その後、流れるようにまるもの田舎フリーランス養成講座に参加。そのまま独立し、フリーランスデザイナーに。
また、こころが弱く孤独な子供時代を送ったことから、メンタルを癒す方法を長年研究している。
現在はストレスケア技術の五感セラピーを習得するため、実家で力を蓄え中。

4 件のコメント

  • 田舎フリーランス養成講座のようなものがあるとは知りませんでした。

    自分は本当は何がしたいのか?

    を考えるきっかけになりました。

    ありがとうございます。

    • みぞっちさん

      こちらこそ読んでいただきありがとうございます^^
      この講座のおかげで私の視野が広がりました。

      みぞっちさんの思うがままの人生を送れますように。
      応援しております!

  • はじめまして、3つの記事、とても共感できました。私は家族で島に移住しています。私もしたくててはなく、色々あって、私も幼少時代色々あったので、すごくわかります。私は若い頃、演劇をしていて、それで、自分の表現にしていました。今は子供と主人と仕事でバランス取れてるかな?という感じです。

    • 中室さん

      はじめまして。
      共感していただき、うれしいです!
      演劇も自己表現にはピッタリですね。

      バランスの取れた状態、とても羨ましいです。
      私ももうちょっとかなという感じなので、しばらく流されてみようかな、と思います^^

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